フランス中東部に位置するパリに最も近いところから始まるブルゴーニュ地方は、南北に長く広がる古くからの銘醸地で、高級なワインを作り出しています。
ここでは土壌の影響から、最北のシャブリ(白ワイン)→コート・ド・ニュイ(赤ワイン)→コート・ド・ボーヌ(白)→コート・シャロネーズ(赤)→マコネー(白)→最南のボジョレー(赤)という順番に、規則性を持って白ワインと赤ワインの産地が分かれています。
シャブリ、コート・ド・ボーヌ、マコネーは石灰質の地層が南北に波打つように地表に隆起していて、石灰質の土壌を好むシャルドネがよく育つので、白の産地になっています。
その他の産地は石灰岩が地層深いところに埋没していて表面に粘土質の地層が存在していて、それを好む黒ブドウが栽培されています。